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野生個体の売買
アクアリウムという趣味は、しばしば自然を消費する趣味であると指摘されます。我々アクアリストの多くは野生個体(ワイルド個体)の飼育をしているためです。そして、特に日本は流通する種類が多いと海外の愛好家から見られています。
そうした理由からブリードの普及が求められる声が高まる中、野生個体の流通に関するメリットについてのレポートがOATA(英国:観賞魚貿易協会から)より発表されましたので、少しまとめてご紹介させていただきます。
(全文はこちらから→Wild caught ornamental fish)
野生個体貿易について
・現地の漁師が生息地の環境に依存するため生息地が保護される。
・国際的な貿易が漁師の利益になり、そして彼らの経済やその他ビジネスの利益になる。
・現地の漁師の知識が深まり、生態系保護への感情が成長することにより、絶滅の回避に貢献する。
・野生個体の議論で見逃されがちなのは、原産国への重要な利益。
・それらの代替手段は環境のために本当に良い事なのだろうか。
・輸出による持続可能な漁業の生計と収入による貧困の回避により、もたらされる自然保護が、
「国連:持続可能な開発のための2030アジェンダ」の目標達成する役割を果たす。
簡単にまとめると以上になります。
全文では、詳細な情報と画像を表示しながら説明されているので、ぜひ一度お読みください。
皆様はどう思われたでしょうか。海外では未だに薬物や爆発物を使用した海水魚の採集が行われていると指摘されています。
そういった採集はどのようにしたら無くすことができるのでしょう。野生個体の売買に関して参考の一つになれば幸いです。

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