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各人各々の王道へ
私が「アクアリウムに絶対が無い」と心に抱いたのは、放送を始めてからです。
放送を通じて「様々な飼育者」の「様々な手法」にリアルタイムで触れる事により、自分の中の常識が何度も覆される体験をします。
その体験から、自身の信ずる方法が必ずしも正しいとは限らないと確信したのです。
これは放送の性質上、自分にとって関心の無いジャンルの話題にも、その場で対応する必要のある百家争鳴の交流場だからこそでしょう。
このリアルタイムで行われる様々なアクアリストとの意見交流は、ブログと一味異なりました。
小型魚の話をしていたかと思えば、次の瞬間には大型魚の話題、次には水草の話題、次には新製品の話題・・・次々と話題が移り変わります。
そして、その中に各人各々の失敗談や成功談、飼育についての考察が含まれます。
自身と異なる方法論が次々に放送内を飛び交う事で、新しい情報が皆と共有されるのです。
教科書に書いていない、通説とは異なる情報を知る事ができる、
私が放送を続ける理由の一つにはそういったところにあります。


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