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背景を知り愛着を深める
アクアリウムに限らず、その趣味への深みを増すことは往々にして更なる楽しみへと誘ってくれるものと思います。
深みを増すためには、知識を得るほか経験を重ねる事も必要です。
こと、アクアリウムにおいては飼育魚への「愛着」も要素の一つでしょう。
ショップで魚を購入される際に、世間的に受けの評価が良い個体を選ばれる方がいます。
品評会が開催される趣味なので、誰よりも良い個体を手に入れたいと思うのは当然の話であります。
私も品評会に参加していませんが、スタイルが良く、色彩の美しい、良い個体を選んで購入します。
しかしながら、良い個体とは貴方の気に入った個体というのも当然ながら含まれる事を、忘れてはいけないと思うのです。
それが例え奇形の個体であっても、怪我をしている個体であっても、貴方にとって良い個体であるのに違いはありません。
更に言えば、そういった個体だからこそ愛着が沸く事もあるのです。
「ワイルド個体の傷は勲章である」と誰かは言いました。
「奇形の体でよくぞ自然下で生き残ってきた」と褒め称え評価する方もおりました。
よくよく考えてみますと、水槽に泳ぐ魚一匹一匹にワイルドなら自然下の養殖個体なら養殖下での歴史といった背景があるのです。
愛魚の背景を調べる事も愛着に繋がる要素なのではないでしょうか?



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