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ここでは日常の世話についての説明をします。
基本的に日常のお世話は「餌やり→水換え」です。
魚の状態をよく観察してトラブルを防ぎましょう。
・好きな魚を入れましょう
バクテリアが増えて濾過が完成し、水槽の立ち上げが済んだら
好みの魚を入れましょう。その際に注意があります。それは、一度に大量の魚を追加しないことです。魚のサイズにもよりますが、数匹程度に抑えた方が安心でしょう。水槽が大きい場合はもっと入れてもかまいません。何故、大量に追加してはいけないのかといいますと、バクテリアが対応できないからです。増えたとはいえ、いきなり大量の魚に対応するのは厳しいでしょう。
そして、入れる時はもちろん水合わせをしてください。水合わせは前ページのパイロットフィッシュの項目を確認してください。
・餌を与えましょう。
餌は一日一回から二回が目安です。大型魚の場合は二日に一回、三日に一回という人もいます。魚によっては、こまめに餌を与えないと痩せてしまう種もいますが、基本的に飼育下の魚は肥満気味です。肥満の魚は突然死の原因にもなります。あまり与えすぎないように気をつけましょう。また、新しく水槽に入れた魚には餌を与えない方がいいと言われています。私はあまり気にしたことがありませんが、翌日以降にした方がいいでしょう。
・水換えをしましょう。
水換えは一週間に一回を目安に行います。水を換える量は三分の一くらいです。多くの水を換えてしまうと、水質の変化で魚がショックを起こして死なせてしまう恐れがあるからです。水に異変が起きたり、病原菌が蔓延した時に全換水する事があるでしょうが、そういった場合以外は三分の一程度にしておきましょう。当然ですが、水換えの水は水質調整剤を使ってカルキ抜きした水をつかってください。水換え時にコケ掃除をする事もお勧めします。私は安定した水槽の場合、水換えは一ヶ月に二回程度です。丈夫な魚でも素直に水換えしましょう。
※動画を用意しましたので参考にどうぞ
1、プロホース 2、電動ポンプ
・濾過器もメンテナンスしましょう。
濾過器のメンテナンスを怠ると、濾過効率が低下するだけではなく、水が漏れ出したり、機能停止する場合があります。ウールマットは汚れてきたら洗ったり、交換をしましょう。その際に慎重に扱わないと汚れが流れてしまうので気をつけましょう。
生物濾過用と書かれている濾材は基本的にノータッチです。何故ならバクテリアの住処だからです。下手にいじるとバクテリアを減少させてしまう恐れがあります。とはいえ、放置しておくと目詰まりを起こすので、たまに掃除をする必要があります。月に一度、半年に一度、一年に一度と人によって違うので何ともいえませんが、私は年に一度くらいです。
・砂の掃除をしましょう。
砂の中のゴミを放置しておくと病原菌の温床になってしまいます。なので、水換えのときに砂の中のゴミを吸い出してしまいましょう。その際に気をつけることは、できるだけゴミを舞い上がらせないようにすることです。舞い上げたゴミの中にいる病原菌が魚を病気にしてしまう可能性があるからす。
また、砂を入れない水槽をベアタンクと呼びます。砂を入れない方が砂にゴミが溜まらないため管理が楽になります。
以上で一連の流れの説明は終わりです。
次のページは「終わりに」となります。
・掃除役の生体
オトシンクルスという小型のナマズがコケ取りとして売られています。ちょこまかと動き回り茶ゴケなどを食べてくれる秀逸な魚です。コケ取りというとヤマトヌマエビは外せません。藻を食べてくれるので水草水槽で重宝されます。更には貝も活躍します。コリドラスが餌の残りを食べる掃除屋として謳われていますが、実際はそれだけですと餓死してしまう恐れがあります。専用の餌を与えてあげましょう。
・注意するべき魚
コケ取り用の魚としてセルフィンプレコやサッカープレコといった魚が売られていますが、これらの魚は大型になる魚です。小さな稚魚が売られているので、知らないで購入すると後で後悔するかもしれません。自然化では40センチにも50センチにも達する魚で、飼育化でも20センチは超えます。大型水槽のコケ取りとしてはいいのですが、小型水槽では持て余してしまうでしょう。
貝退治としてトーマシーという魚が売られています。ここでいう貝とは一般的に言われるコケ取り用の貝とは違い、水草等にくっついて水槽内に進入してきます。よく繁殖し水槽を埋め尽くさんとばかりに増えてしまう他、水草を食べてしまう種までいます。これらの貝をスネールと呼ばれていますが、トーマシーは貝を食べる魚として生物兵器とされています。ですが、気性が荒いため他の魚を追いかけ回したり、下手をすると殺してしまうことがあります。そこに注意して水槽に入れましょう。



細めの掃除用ホース
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